#965 トロンポーニャ製作日記
こんばんは
昨日の記事で「工作をした」みたいなことを書いて、その様子を今日に回すことにしていました、というわけでその工作のお話。
話は数日前にさかのぼります。
僕がふと、「サンポーニャもケーナみたいに運指があったら楽しそう」ということをつぶやいたのです
僕「管も1本だし持ち運びが楽そう」
するといろいろの先輩から「底があるトロンボーンみたいなやつの方がいい」というアドバイスを受けました
僕「なるほど…、形だけなら簡単に作れそうだし作ってみっか!!」
軽いノリで今回の企画が始まったわけです。ウフフ
じゃん
というわけで昨日、ハンズへ行って材料を買ってきたのでした。
アクリルパイプを2種類と、ビニールテープを1つ
アクリルパイプはサンポーニャの管として、ビニールテープは管の底を塞いだり、という感じで使っていきます。お楽しみに
まずは、巻いていない状態で管に管を通してみました
僕「そこそこスカスカだなぁ…」
というわけで、ここでビニールテープが登場します。
ビニールテープって、セロハンテープに比べて若干テープに厚さがあるじゃないですか、それを利用したわけです(ガムテープだと十字の紐が入っているからよくない+ビニールテープならいざという時に引っ張って厚さを変えられる)
というわけで、材料を買い込んだ僕は意気揚々と部室へ向かいました(途中で坂に泣きました。公園の脇のあの坂、絶対にいらないって!!降りて登って降りてってさぁ!!トンネル掘るかなんとかしてよ!!ツラいよぉ)。
んで部室に行くと後輩がいました
僕「お疲れ様です〜〜」
後「お疲れ様です、それはサンポの材料ですか…?」
僕「あ…。正解〜〜。今から1つ作るんですよ〜〜」
どうやら僕の認識は「サンポーニャを演奏する人」から「サンポーニャを作る人」に変化しつつあるっぽいです。10年後が楽しみですね
そんなこんなで楽器の製作がスタートしました。
とりあえず、太い方の管を動かして、細い方の管は固定しておこう、という感じのアイデアでいました(ここから先、読者の皆様の脳内イラストに頼ります…!!)
太い方の片方の端をビニールテープで止めました
んで細い方は何もせず、とりあえずなんちゃって「トロンボーン型」のサンポーニャが完成しました
僕「試し吹き!!」 ドドン!!
いざ吹いてみましたが、聞こえるのは空気が漏れる音ばかり…これは失敗です
多分、「動く側の棒」と「口に当てる側の棒」の間にある隙間で空気漏れを起こしているんです…
改善策として「口に当てる管ほ内側を補足する(ビニテ)」でやったのですがうまくいかず。うむぅ…
と、ここで。後輩から一言
後「底自体が動けばいいんじゃないですかね?」
僕「な、なるほどぉ…!!」
僕が動かそうとしていたのは管の中の管、それに対して管の中の棒を動かす提案をしてくれました。なるほどぉぉぉ!!
というわけでそれに向けて工夫
動かす管の先っぽをビニールテープでぐるぐる市まくりました
口に当てる側に入れるとこんな感じです。
僕「よっしゃ、吹くデェ!!」
ペポ〜、プスーーーーー
僕「…あれ?」
失敗。確実に失敗。息漏れしてる。
僕「どうしたもんかなぁ、息漏れかぁ…」
後「それって底自体を動かしてるんですか?」
僕「つまり…?」
後「動かすメインは管の長さなのか、底の位置なのか」
僕「な、なるほど…!!」
いろんな人の意見を聞くのはいいものですね。僕はこの瞬間にエウレカをとんせてスッポンポンになり現行犯逮捕をされに行くために800mのランニングをするところでした
策としてはまず、動く棒と動かす棒を交代しました
その上で、
動かす棒の「空気漏れ」をできるだけ防ぐ
+
そこそこ滑らかに動かすことができる
ことをできるだけ求めました(裏話:この記事のこのあたりの表現はうるさいっぽいです)
まずは内側にある動かす側の管にビニールテープを撒きまくります僕「5周だと巻きすぎなのか、ちょっと減らして…」
そんな感じで巻き数を整えました
その結果
僕「縦方向に動かすんなら、今みたいに横方向の巻き方で終わりだと心配だな、縦方向にもビニールテープ…、そっか、1周分余分か」
1周分剥がして、縦方向に貼り直しました
想定外の細かい作業でした
その結果、総工費841円、総製作時間1時間30分くらい(詳しく覚えていない)の楽器を製作することができました!!
それが、こちらです!!
トロンボーンとサンポーニャを掛け合わせてトロンボーニャにするかトロンポーニャにするかはまだ検討中です
あと、今回の工作で結構な量のビニールテープを無駄にしました…、勿体無い…
最終目標は量産化!!
日本発のアンデス楽器を目指して改良に励みます
それじゃ、また次の機会に