おりはさもなさ

(主に)南米の音楽を嗜む。そんな感じの大学生の生存記録。話数あり

#896 全裸教の世界

こんばんは

 

僕はちょくちょく、「家に宗教の勧誘が〜〜」「宗教のセミナーに声をかけられた〜〜」みたいな感じのことを記事に書くことがあるのですが

これについて読んだ友人から質問を受けました

友「ねえ、(僕)さぁ」

僕「?」

友「こういう宗教の話の時にさ、「全裸教」って言ってるじゃん」

僕「ああ、言いますね」

友「興味持った。」

僕「え?」

友「どんな感じの宗教なのか、教えて欲しい」

僕「え?え?」

友「教義とか、世界観とか」

僕「えぇ〜〜〜…」

というわけで。

今回の記事では

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徹底解明します。

 

全裸教世界

・宗教の成立

全裸教の開祖はMa316(1997-)、独り生活の修行を始めしばらくした頃に突如悟りを開いた、とされています

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M「あれ、裸で生活した方が気持ち良くね?」

悟りを得たMは自らの思想を実践すべく、身につけているものを全て脱ぎ散らかした、と言われています

M「全裸 いず キモチィィーー//」

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この直後、全身を貫くように発された快感が体を衝動的に突き動かし、窓を開け、目の前にいた老年女性に「なんてはしたない!!」と怒鳴られるも

M「うっさい!!ここは俺の部屋じゃ!!」

と反論して事なきを得た逸話はあまりにも有名であり、全裸教神話の序章として語り次がれています。(副題: 大家さんゴメンナサイ)

 

・世界観

教義である以下の言葉によって表されています

「全裸は王道、服は邪道」

「服を脱いで福を呼ぶ」

特に第二教義、服を脱いで福を呼ぶについては、日常生活で最も我々の身を拘束している衣服の袖や裾といった部分から肉体を解き放つ事が窮屈感からの解放を暗示し、それによって精神にゆとりや余裕が生まれて福を呼び込むのだ、という強い意図を感じ取ることができます。

 

御神体

全裸教では御神体を定めています。

しかしその姿を見たことのあるものは開祖であるMa316の他にはその親族、学生時代の友人、それから公衆浴場に居合わせた男性のみである、とされており、他の人たちの目に触れることは困難です。

また、御神体を写真に収める、描画するなどの方法によって大勢の目に触れることは禁じられており、もしその禁則行為を破れば御神体は白く輝く姿となって俗世に現れる、とされております。

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ただし画像加工などの技術でぼやかしを入れることで白い輝きはある程度低減することができるとされています。

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また、彫像は自由です。

 

 ・修行

その特性によって、全裸教の信者たちは人目に触れることを嫌がり、反対に他宗教の人々もまた全裸教の信者たちを目に入れることを嫌うことが多いです。

しかし自らのその嫌がる心を断ち切ることこそが修行である、と考える信者の中には、正装(後述)を身にまとって外へ出ることで衆人環視の目に耐える、という方法をとることがあります。

f:id:Ma316:20180122203006j:plain雪でも修行

ごく稀に110番に通報されて連行される場合がありますが、それもまた修行の一環であり、この2つの修行を連続して行った後に帰還することで「全裸王」の号を与えられると言われています。

 

・正装

服を着ない姿こそが全裸教の唯一の正装である、とされています。

 

・戒律

全裸教では以下に定める戒律を遵守することが望ましい信者の姿、とされており、これらを守ることによって死後の世界で救済される可能性もあるとのこと。

1.できるだけ服は脱ぐ

2.ゴミ捨てくらいなら服を着ない

3.よく学び、よく脱げ

4.風呂には服を着て入る

5.ヌーディストビーチに頼らない全裸生活を送る

上位に書かれている戒律ほど、遵守することで恩恵を受ける可能性が高くなる、と言われています。

 

・分派

教義の上では全裸こそすべてを謳っていますが、現代社会の法律がそれに対して厳しい監視の目を光らせています。

全裸教の代表的な分派には以下のものがあります

 ・ノーパン派

  全裸になることは難しくとも、パンツを穿かなければ全裸に近いので背教していない、とする派

 ・褌派

  ノーパンには抵抗があるということで全裸とノーパンの中間である褌を着用する派

 ・全裸正教

  トレンチコートの他には何も身につけない、最も中心に近い派

  その多くは牢獄の中で生活を送る

かつてはノーパン派と褌派の間に宗教戦争が発生しましたが、「ずらせばいいじゃん会議」によって信ずる「派」の自由が保障されたことについて触れておきます。

 

聖典

ボディービルディングや18禁コーナーに並んでいる雑誌など、全裸の靭帯が描かれているものを聖典として奉っていますが、その中でも特に18禁雑誌は「エロティシズムを感じる。」という教祖の言葉によって他より優れた立場にある聖典という位置付けがなされています。

 

・宗教的な文化

全裸教信者の特徴的な文化として歌と踊りを披露することが挙げられております。

宗教歌

 

語り

(さぁ みんなで 全裸を讃えよ)

 

人は(人は) 生まれしとき(生まれしとき)

何も着ぬ姿 一糸まとわぬ姿

純粋の象徴、全裸!!

無垢の象徴、全裸!!

あぁ、全裸全裸全裸、全裸万歳!!

 

踊り

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これらは幼稚園児を中心に大人気を誇っており若年層信者の獲得へ向けた活動として勢いを増す一方で、その保護者を中心にしたPTA連合による抗議活動が行われていることも看過できません。

 

僕「…という感じの設定でいこうと考えています」

友「バカじゃねぇの?」